猛スピードでインコが

 先日買ったばかりのまだ幼いセキセイインコが檻の中で苦しそうに首をぐいぐい伸ばしたり縮めたりしているので、どうしたのかとくちばしを開けて覗いてみると、エサの殻が上手く吐き出せずに喉のところに詰まってしまっている。このままでは呼吸困難で死んでしまう。とりあえず水を飲ませようとするがくちばしを固く閉ざして、いうことをきかない。それならばピンセットを使って取り出してやろうとするが大きすぎて口に入らない。次に爪楊枝を使おうとしたが口の中を傷つけてしまう恐れがあるので断念した。インコの方は段々衰弱していくようである。どうしたものか考えているうち、ふと、人が喉に餅を詰まらせた時、口に掃除機の筒を突っ込み、その吸引力で餅を取り出すという緊急措置があったのを思い出し、この際試してみることにした。
 掃除機のスイッチをONにした瞬間、しゅぼっ、という小気味のよい音をたててインコは筒の中へ吸い込まれてしまった。
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by hiziri_1984 | 2012-08-26 23:34 | 散文  

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