鉄筋コンクリートセンチメンタル

過日、約8年ぶりに赤羽台団地を訪れた。

奥へ奥へ進むと、
まるでマンモス校の校舎のような団地に行き当たる。
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住人はだいぶ前に立ち退いたらしく、
生活の音や匂い、温度といったものがなにひとつない。
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ここに誰かがいた痕跡が、不在感を余計に際立たせていて。
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みな今はどこで暮らしているんだろう、と思ったりしながら。
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変わらずに元気なのは花や草ばかりであったりする。
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急にザーッと雨が降ってきたので、軒下へ。
黒いシミだらけの団地を見ながら、
濡れた壁にじわりと雨が染み込んで、
ゆっくりと鉄筋が錆び、コンクリートが腐蝕していく。
そんな様子を思い浮かべて、しばらく呆けた。
一方で、こんな場所でもきちんと時が流れているということが、
変な、可笑しいことのようにも感じられた。

やがて解体されると決まっている建物と
人や人の生活と断ち切られた空間。
寂しい場所なのに、妙になつかしい。不思議だ。
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次来るときはもう、ニュータウン的な街並みに生まれ変わっているのかな、つって
すこししゅんとして坂を下り、駅の方へ戻った。
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by hiziri_1984 | 2012-08-24 23:39 | 赤羽台団地徒歩記(2012.7.8)  

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