帰宅難民の夜

3月11日から12日にかけて、
東京は六本木にて、自分は帰宅難民でした。

災害情報やその対応策、被災地に住む人を励ますメッセージが
次から次へリツイートされるtwitterを見ながら、
では東京の街はどうなっているのかと知りたくなり、
ひとりでぶらっと、
職場のある六本木から、神谷町を抜けて、有楽町周辺まで歩いた。

深夜1時であるにもかかわらず、
道路はクルマでいっぱい。
歩道は、自分と同じような帰宅難民であふれていて、
異様。とても異様。

歩いて帰(れ)る組のサラリーマンやOLはキョロキョロしながら細い路地へ、
吉野家には行列、飲んで夜を明かそう決した組も多いらしく、
飲み屋を覗くと、多分「いや、すごかったね~」なんつって飲んでいる。
いつもより、飲み屋の中が温かそうに思えた。不思議だ。
行く当てのなさそうなカップルは、公園のベンチでいい感じで温まっていたりして。
二人でおでんをつついてたりして、君ら案外楽しそうじゃん、つって。

2時間程歩いて、
寒いし、くたびれた自分は、会社に戻るのも億劫になったので、
新橋駅近くの一杯飲み屋に入った。
焼酎のお湯割りとおでんをオーダー。

と、不意に、左隣のスーツの30代男性が「すごかったですね」と急に話しかけてきて、
と思ったら「ぼくは阪神大震災を経験しててね・・・」つって右隣の初老の男性も参加。
思いもよらず、お酒がすすんだ。

なんだか、もっと感じたことや思ったことがあった気もするが、
今日は遅いし、このへんで。

明日は「計画停電」するらしい。
と、そういった意味でも、
このようなブログを書くために電力を消費するなという気持ちになってきたので、
寝る。
e0218019_2591997.jpg
11日深夜、一歩住宅街に入ると、とても静かで。
東京タワーはいつも通りで。
まるで何も起こらなかったようで。不思議な気持ちになった。

[PR]

by hiziri_1984 | 2011-03-14 02:59 | 散文  

<< 三軒茶屋でライブを ホームカミング・クイーン >>