酔曜日

1人で飯を食う。
ましてや1人で酒を飲むなんて一生無理と思っていた。
のは、6年前。大学生の頃で、
なんで飯を1人で食うことができなかったというと、
それは、例えば1人で飯を食っていて偶然同じ店に出くわした同じゼミの人に、
こいつ1人で飯を食っている。ははん、さては友達がいないのだな。
と思われるのが、嫌で嫌で仕方なかったからだ。屈辱的だったからだ。
だから、こそこそとコンビニ弁当を人目につかぬところで、
高速で食べた。あるいは、俺、1人が好きなんだよねぇ顔で頑張った。
おかげで味がしなかった。
ちょい前に話題になった「便所飯」に俺は少なからず共感した。
飯を一緒に食いに誘える仲の友達が、いなかった。
ちょっとはいた。でも、そいつはそいつで、サークルの、
そうサークルのいい感じの大学生同士のいい感じの友人とかがいたりして。
そこに円滑に混じわる度胸と自信がなかった。自意識過剰だから。
「大学生」やってんな、つって。

そんな自分を振り返り、
大学生の頃、はは、まるで『地下室の手記』のあいつではないか。
はは、若かったな俺と、振り返れないのは、
今もなお、自意識過剰だからだ。26歳なのに。

でも、ではなぜ、そんな自分が先ほどまで、
溜池山王の一杯飲み屋でビール1杯、ハイボール4杯を
1人で粛々と飲めたのか。人生経験?
ちがうちがう。
それは自意識過剰を通り越した何かがるからだ、と
2杯目のハイボールを飲みながら思った。

それは、自意識過剰が大きくなって、自己愛になってねーか。
強い自己愛ゆえではないか、つって。
自己完結の人、になっているからじゃないか。

1人で飲むということに、ある種、それに憧れを持っていた。
哀愁漂う姿というか、何かいいじゃない。
もちろんそれは、駅のホームで缶ビールないし缶チューハイを
プシュッとやるのとは違う。
何だろうね、なんだか演歌。なんつーか。

うーーん。
ねむい。
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by hiziri_1984 | 2011-01-27 03:17  

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