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いいと思う、幸楽

JR京浜東北線に乗る。とてもよく乗る。
これからもきっとよく乗る。

京浜東北線が横浜~桜木町間を走る際に、
窓から一軒の中華料理屋が見える。
どこにでもある風情の中華食堂という感じで、
その店はずっとそこにある。
高校の通学時くらいからそこにあることに気付いていたので、
すくなくとも10年以上そこにある。

そうして、かれこれ10年以上
車窓から見ていたという縁があったんだけれども、
ただそれっきりで、通り過ぎる景色の一部でしかなかった。
が、過日、たまたま仕事の際にその辺りへ行く機会ができたので、
「これはぜひ」ってんで、とうとう行ってみた。
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うまかった。半ラー半チャー。
半ラーは中華そばの風合いで、いわゆる醤油ラーメン的な。
具はメンマのみ。彩りも栄養もへったくれもない。でもね、うまい。
半チャーも、普通のチャーで。
具はナルトの刻んだのと、ねぎがちらほらあるのみ。
彩りも栄養もへったくれもない。でもね、うまい。

平日の昼にちょうどいいうまさ加減のラーとチャー。
家族経営の心地よい流れ作業。
肩にちからが入っていない「いつも」な感じで、
「3番さん、半ラー半チャー」。This is昼だねつって。

半分くらい食べ終えてから、メニューに
横浜名物サンマーメンがあることに気付き、
ちょっと悔しかったのだけれども。

こんな店がいまの職場の近くにあればいいなって思った。
という、なんて普通な感想!これも平日の昼だねつって。

これで、「行った店」になった。
京浜東北線の車中から見る時も、
これまでとはなんとなく意識されることが変わる。
(当分は「次はサンマーメンだっ」)

駅へ戻る際、いつも京浜東北線の車窓から見ている風景を、
その風景の側に立って見れた。
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なんてことないが、それはそれだけで、なんだかけっこうおもしろいもんだ。
(いいタイミングで、京浜急行がGO)

「教養とは暇をつぶすための技術だ」というようなことを
中島らもが書いていたことをふと思い出した。
全然関係ないけれども、思い出した。
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by hiziri_1984 | 2011-10-31 05:11  

苦渋、圧倒的苦渋

免許手続きのため、久しぶりに二俣川に来ている。
天気がいいですね。免許の更新でしょうか。
否。紛失のための再発行手続きで。
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9月、約9時間にわたる結婚式の二次会ではスーツと引き出物をなくし、
先々々週は知人の恋愛身の上話で朝まで飲んだ末にケータイ電話を紛失。
そして、先週、野毛横丁にて友人と飲み酩酊した挙句、
ついに財布をなくすに至った。
27歳にして、酒の末の大学生的ゆるやかな退廃。失策。阿呆である。
結果として、前者のふたつは見つかったけれども、財布は出てこない。
大体がどこで落としたのか見当もつかない。見つかる筈がない。
現金数百円、運転免許証、保険証、キャッシュカード、
TSUTAYAなどの会員・ポイントカード各種、
made in鶴岡八幡宮のお守り、会社経費のレシート数枚、割引券・・・。

金は仕方ないとして、他のものを取り戻そうにも、
自分の身分を証明するものが手元に一切ないのだから難儀する。
おれは誰ですか。財布を落とした阿呆です。

合格者番号の発表を待つ人、
スピーカーで受付時間厳守を迫られる人、
食堂でお手持ちの番号札の番号を呼ばれる人。
自分は、職場の事務の方につくってもらった保険証を握りしめて、
再発行申請者番号を呼ばれるのを待っている。
なんだかこのままずっと呼ばれないような気もして。すげー天気がよくて。
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by hiziri_1984 | 2011-10-27 12:53  

カンゲキス

いくつもの山々と日本海に四方を囲まれた緑町。
閉ざされた町に、唐突に彼はやってきた。
そして彼は定住した――田中さんちの裏に。

一年目はパニックだった。
二年目に観光客が大量に訪れた。
三年目に事務局を開業した。
四年目には、世間は彼のことを忘れていった。
それでも、町は平気だった。
町をうるおした一大布団産業。
誰もが、その恩恵にあやかった。

人々は彼のことを、ビリジアンと呼ぶ。
九年目の夏、今年も収穫の季節がやってくる。
町はもう、彼なしでは生きられない。

アカネジレンマ 第9回公演
「ビリジアン」
http://www.akanedilemma.com/
(文はHPより転載)

という具合で、
大学時代の友人から、公演のお知らせが届いた。
そういえば久しく演劇を見ていない。
ぜひ行こうと思っている。
また、こういうことがないと、
中野へ行く機会もなかなか無い。
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by hiziri_1984 | 2011-10-26 02:18  

Book OFF

ブックオフへ行った。ブックオフはきらいである。
古本に対する抵抗はないが、
ブックオフは本にシールの値札を直に貼るからイヤだ。

とはいえ、お金がない身の上に、
100円で本が手に入るというのだから重宝する。
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古本屋は「この人、こんなの書いてたの」という一冊が見つかったりして、いい。
今回で言うと、高橋敏夫の『ゴジラが来る夜に』。
それから、安く手に入るので、
普段手に取らないようなものまで食指が向くし、
ストライクゾーンが広がる。そういう楽しみがある。

あと、今回行って気付いたのは、本の並べ方のおもしろさで、
大体、作家順、カテゴリー別になっているけれども、
安価のサブカル的なコーナーが滅茶苦茶で、
聖書のすぐ近くにAKBネタの本があったり、
広告業界就活本の隣に歌集があったり、
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全く系統だってない。ふつうこういう置かれ方はしない。
選ぶ時の頭の回路に妙な刺激が与えられる。

前から読みたかったもの、再読するもの、場当たりで選らんだもの。
色々買った。
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帰宅して早速、宮崎あおいのフォトエッセイ(250円)を
淡麗グリーンラベルを頂きながら読んだ。
たのしい、ラフ読み。
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by hiziri_1984 | 2011-10-16 19:12  

京都へ ~仁和寺~

龍安寺から、歩いて仁和寺へ。
国語の授業で暗誦させられた
「仁和寺にある法師~」(徒然草)の仁和寺であります。

ここは真言宗(御室派)の総本山、法皇の住まいであったこともあって、
なにせ大きい。そして、広い。
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ひとつひとつの建物・建造物がドーンとおわします。
こうもスケールが大きいとなんだか馬鹿馬鹿しくて、清々しい。
デカさゆえの抜けのよさがあって、
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不思議と雲もありがたく感じる。
五重塔もあったりして、
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小さな佇まいの龍安寺からの仁和寺は、
同じ寺でも、まず大きさのちがいがあって、
感じ方の尺度が全然変わるから、くらくらした。
寝殿にも行った。カラフルな襖絵がある。
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寺へ行って、スカッとした気分になったのは、初めての体験であった。
それはもしかすると、単に天気がいいからではないかという気もしたが、
いちいち原因を探るのもアホらしく思われて、
そのままスカッとして仁和寺を後にした。
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by hiziri_1984 | 2011-10-15 18:14 | 京都への旅(2011.9.24)  

京都へ ~京福線とか~

そういえば、龍安寺へ行く前に
京福線というローカル鉄道をたまたま見つけて、乗った。

龍安寺へ向かうバスの窓から、
ポツンとたたずむ区民会館のような建物の内部に電車がいるのが見えて、
「あれ?」つって急遽バスを降りて行ってみると、
それは京福電鉄の北野白梅駅。
街の真ん中からいきなり線路がはじまるのが不思議だ。
単線で、電車は一両。駅は昭和頃から変わっていないような趣。
思わぬところに鉄道。(地図見ろよ)
しかもローカル線。旅しちゃってる感がね、ハンパねぇつって。あは。
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旅は予定が脱線してからが、おもしろかったりする。
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そういえば、バスに乗る前には京都タワーも見たんだった。
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中学時の修学旅行では一度も仰ぎ見なかった気がする。なにを見ていたのか。
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by hiziri_1984 | 2011-10-12 03:15 | 京都への旅(2011.9.24)  

京都へ ~龍安寺~

京都への旅から帰ってきて、3週間近く経った。
帰って来てしばらくの間、
もう一人の自分がまだ京都観光を続けていて、
祇園あたりの細い路地をさまよい歩いている映像なんかが頭に浮かんで、
気持ちは完全に京都。
心ここにあらず、カラダもここにあらずで、
そんなことだから、おでんを食べこぼしたり、
缶コーヒーを飲みこぼしたりして、みっともない。

京都への旅2日目は、寺を巡った。
まず龍安寺。石庭で有名な寺だ。
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石庭に面した縁台に座ると、15個あるはずの石がどういうわけか14個しか見えない。
絶妙な配置。どの角度から見ても必ずひとつ見えないのだ。
ゆえに、人間が見ることのできる世の中とは、かくかくしかじか・・・。
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う~ん、どうも観光地の確認的見物になってしまっていけない。
石庭の照り返しが暑い。
庭をバックにピースで写真をバチバチとる人々から離れて、
別の一角へ行き、苔むす日陰の庭に向かって座した。涼しい。
神社は沢山の人で賑わっていいけれども、寺ではひとりポツンとするのがいいと思う。

竜安寺は小さい佇まいの寺で、それだけに余計に人が殺到している感があって、
観光地化しており、いまひとつの心持ちで退散した。

庭園にはもみじの木がそこかしこに植えられていたので、
秋に葉が紅くなったら、白い石庭とのコントラストなんかもあって、
さぞきれいなんだろうと思いながら、歩いた。
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by hiziri_1984 | 2011-10-12 02:53 | 京都への旅(2011.9.24)