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never mind the kocorono@渋谷WWW

bloodthirsty butchersライブツアー
「never mind the kocorono」@渋谷WWWへ行ってきた。
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『NO ALBUM 無題』の曲が中心だったけれども、
「7月」も「プールサイド」も聴けた。

「JACK NICOLSON」も素晴らしかったし、
なかでも「さよなら文鳥」の田渕ひさこのソロが
とてつもなくかっこよかった。(高音域の音が震える感じ)
グイッと背中をそらして弾く様も、ロック&セクシーだったし。

あのブッチャーズ独特の、
氷水のようにつめたく、透明な高音域のサウンド
(例えば「フランジングサン」「プールサイド」の冒頭などで聴かれる)
を耳にすると、その純度の高い音が脳天に響いて、
自分の濁った頭や胸が澄んでくるような感じにおそわれる。
今回のライブでも泣きそうになった。
(自分の中の穢れや濁りが涙で出ていくような感じ、か)

彼らの音楽を聴いている時と、
音の余韻が頭と身体に留まっているしばらくの間、
こころが「純粋」「素直」になれているような気がする。

ビジュアル的には、
drum.小松氏の形相(アンコール時は本当にキツそうだった)、
bass.射守矢氏の漁師のごとき太い腕(ポパイのようだった)、
guiter.田渕ひさ子の首(白い)、
vocal・guiter吉村氏の眉間(皺)と左足(跳ねる)、によく目がいった。

小松氏のドラムは音が大きく感じられ、
その鋭い眼光と形相もあって、
一発一発が気迫の塊のようだった。

吉村氏の意向でステージに冷房がつけられていなかったらしく、
終盤は、体力的にかなりキツそうで、それだけに鬼気迫るものがあった。
最後は吹っ切れた感があったけれどもね。
(そういえば、この時「〇〇の向こう側」という言葉を思い出した)

ツアーファイナルということもあってか、
アンコール(2回)で6曲も演った。
2時間半すさまじかった。素晴らしかった。

演奏が終わってもその場を立ち去りたくない気分で、
カウンターでビールを飲んで放心していたら、
どうやら自分と同じような気持ちらしい方々が多くいらっしゃった。
なんだかうれしかった。

物販のタワレコ出張販売で『NO ALBUM 無題』を購入して、帰った。

次は、ぜひとも、屋外フェスで彼らの音を体験したいと思う。

by hiziri_1984 | 2011-09-10 23:57 | お酒を頂きながら鑑賞  

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